--- プラズマ療法 ---

プラズマ療法とは

プラズマ療法は、「プラズマパルサー(プラズマ発生装置)」と「プラズマウォーター」を使って、細胞内のミトコンドリアにマイナス電子を供給し、活性酸素の発生を抑えながらエネルギー合成を促します。さらにミトコンドリアの働きを活性化しアポトーシスを促す治療法です。ガンの改善を目指して開発されましたが、他にもさまざまな効果があります。


また、マイナス電子の刺激によって血管から一酸化窒素(NO)が放出され、血管を広げ、血液の流れをスムーズにする効果もあります。一酸化窒素(NO)は、ミトコンドリア内の活性酸素を消去する働きもあります。


■プラズマ療法により期待できる効果

  • 活性酸素の発生を抑えながらエネルギー合成を増加させる
  • ミトコンドリアを活性化し、がんや異常な細胞の消失を助ける
  • DNA修復酵素の働きを活性化し、遺伝子の修復やエイジングケアに役立つ
  • 活性酸素を消去し、老化を予防したり改善する
  • 基礎体温の上昇を促し、免疫機能が向上する(体温が1度上がると免疫が100倍高まります)
  • 血液の流れが良くなり酸素と栄養が細胞に行き渡る(マイナス電子によって血液がサラサラになります)

■適応疾患など

  • がん、難病、慢性疼痛、生活習慣病など
  • うつなどの気分障害
  • コロナワクチン・コロナウイルス後遺症
  • 未病治療(免疫、自然治癒力アップ)
  • エイジングケア
  • 美容注射・点滴の浸透力アップ


プラズマ療法は、疾患の予防や治療だけでなく、健康や美容(若さ)の維持や向上にも役立つ治療法です。

①皮膚から

腰と太ももにパッドを置き、毎秒250万個のマイナス電子を体内に打ち込みます。さらに、マイナス電子で叩かれた部位の毛細血管の内皮細胞から、その刺激により一酸化窒素(NO)が放出されます。


②肺から

プラズマパルサー正面にあるスリットからも250万個のマイナス電子が放出され、呼吸により肺の血液へと取り込まれます。


③消化器から

6,000℃(太陽と同じ温度)のプラズマをあて、マイナス電子を飽和状態にしたプラズマウォーター。空気中の窒素と酸素からNOを作り出し、プラズマの力で水に溶けにくいNOも溶解しています。プラズマパルサーの効果を維持するため、自宅で飲水していただきます。

ミトコンドリアはエネルギーを合成する

エネルギー合成はミトコンドリアと呼ばれる細胞内小器官でほとんどが行われます。


エネルギー(正確にはエネルギー伝達物質)とはATP(アデノシン三リン酸)のことを指し、すべての植物、動物および微生物の細胞内に存在する共通のエネルギー分子で、細胞の分裂・代謝から筋肉の収縮まであらゆる生命活動・維持に絶対欠かせません。


ミトコンドリアは酸素を使って栄養(ブドウ糖と脂肪酸)を細かく切断していきます。最終的に水素(H)を取り出し、水素イオン(H)とマイナス電子(e)に分けられます。


マイナス電子は水素の原子核の周りを光の速さで回っている高エネルギー物質であり、このエネルギーを利用してATP(アデノシン三リン酸)を合成するのです。

ここでひとつ問題が生じます。ATPを合成する過程でわずかですが活性酸素が生じてしまいます。これは避けることができません。ミトコンドリアは独自のDNA(ミトコンドリアDNA)を持っています。


細胞のDNAのように核膜で保護されておらず、むき出しの状態のため、ATPを合成する代償として活性酸素によって傷ついてしまいます。


その結果、ミトコンドリアは機能を失ってしまい、ATP産生が低下し、がん細胞を処理できなくなったり、老化が進行したりするのです。


プラズマパルサーにより、活性酸素の発生なしにミトコンドリアにマイナス電子を大量に供給できるため、ATPが増産されます。


その結果、ミトコンドリアは活性化しアポトーシス(後述)や新陳代謝が促されます。


また、一酸化窒素(NO)によってミトコンドリア内の活性酸素も消去されるので、ミトコンドリアDNAの損傷を防ぐこともできます。

ミトコンドリアはアポトーシスを誘導する

細胞の死に方には、大きく2つの異なるタイプが存在します。


1つがネクローシス壊死:えし)と呼ばれるもので、血行不良や外傷などによって起こる細胞死のことをいいます。


細胞膜が破裂して細胞内に含まれる消化酵素などが漏れ出すので、周囲に炎症を起こします。


もう1つがアポトーシスと呼ばれるもので「(枯れ葉などが木から)落ちる」という意味を持っています


体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる不必要または異常な細胞の自殺のことです。例えばオタマジャクシからカエルに成長する際に尻尾がなくなるのもアポトーシスによるものです。細胞膜が保たれたまま内部の消化酵素などが漏れ出さずに死んでいくので、周囲に炎症などの悪い影響を及ぼしません。


ガン細胞や老化した細胞、不要となった細胞をアポトーシスさせることで新陳代謝を促し、私たちの身体の恒常性(ホメオスタシス)を維持する重要なメカニズムなのです。


アポトーシスを開始する刺激には、ミトコンドリアと呼ばれる細胞内小器官が重要な役割を担っています。このように、私たちには生まれながらに病気を治す偉大な力、自然治癒力が備わっています。

体の防衛システム(例…ガン)

日々私たちの体内では、ガンや病気の最大原因であるといわれる活性酸素が発生し細胞を傷つけています。


体内で発生した活性酸素は、抗酸化酵素により大部分が除去されます。それでも活性酸素は1日に1個の細胞あたり100万ものDNAを傷つけます。しかし、ガン抑制遺伝子がDNA修復酵素を誘導し、傷ついた遺伝子を速やかに修復してくれます。


遺伝子が修復されずに複製された異常細胞(ガン細胞)を、ミトコンドリアがアポトーシスするよう誘導します。それでも処理されずに残ったわずかな異常細胞(ガン細胞)が、免疫細胞によって除去されるのです。

抗がん剤とプラズマ療法の比較


抗がん剤プラズマ療法
がん細胞壊死アポトーシス
がん幹細胞(親玉)消せない消せる
正常細胞壊死活性化
炎症著明なし
自然治癒力下がる上がる
副作用強いなし

プラズマパルサーと電位治療器の違い

患者さんから「電位治療器(市販)との違いは何なのか?」とよくご質問をいただきます。プラズマパルサーは本体でプラズマを発生し、プラスの電子(ポジトロンという体に有害なもの)はアースで除き、エネルギーの源であるマイナス電子(エレクトロン)だけを体に流します。一方、電位治療器はどちらも体内に流すので、わかりやすく言えば微弱な電流を流す低周波治療器と大きく変わりはありません(電流とはポジトロン+エレクトロン。有害+有益=0)。


よって、電位治療器での効能は頭痛、肩こり、不眠・便秘の改善(あくまでも筋肉のマッサージ効果)しか表記できません。がんが治ったとかよく聞きますが、そういった研究・臨床報告や論文は散見できませんでした。


プラズマ療法は医療機関でも使用されております。またプラズマ療法研究会でがんに対する効果は多数報告されており、2016年の米国がん統合医療学会では、ライフタイム・アチーブメント賞(がん消失率NO1の治療としてその年の学会で認められた)を受賞しています。

プラズマ療法の回数・頻度

  • プラズマパルサー照射(30分間)のみで2〜3日間効果が持続します。それを補填するためにプラズマウォーターを飲むことによって1週間効果が持続します(1週間で1L。1日で約150mlを朝昼夕の食前に3倍に希釈し飲んでいただきます)。
  • 基本は1週間に1回のペースですが、患者様の状態や状況によってプラズマパルサーの回数は異なる場合があります。
  • 2週間以上あくと効果が持続しなくなりますので、できる限り決められたペースをお守りいただくことをお勧めします。
  • 治療期間は6ケ月がひとつの目安です(一番期間を要する骨の再生に6ヶ月かかるため)。軽度の疾患は1ヶ月位で効果が出ることもあります。
  • 体内に金属が入っている方、子宮内粘膜症の方、生理痛がひどい方、ひどい筋肉痛の方、出産後(1週間以降)の方は、出力を調節する必要があるため、お申し出ください。

注意事項(リスク・副作用等)

  • 妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、出産後1週間以内の方はプラズマ療法を受けることができません。
  • 医療用電子機器(ペースメーカーなど)をご使用中の方はプラズマ療法を受けることができません(プラズマウォーターは可)。
  • 湿布などの貼布剤や使い捨てカイロ、指輪や時計、携帯電話などの貴金属や精密機械は治療前に外していただきます。
  • 手術などでついた古傷が痛むことがあります(治療を続けていくうちに改善していきます)。
  • 好転反応として、皮膚の痒みや蕁麻疹が出たり(特に長期にわたりステロイドを使用している方)、体のだるさや一時的な症状の増強などがまれにあります。
  • プラズマパルサー照射中は痛みなどはありませんが、プラズマ発生によるモスキート音が発生します(消すことができません)。

価格表

プラズマ療法(プラズマパルサー30分、プラズマウォーター1L付き)

1回
11,000円
8回券
70,400円
(1回8,800円)

12回券
92,400円
(1回7,700円)

プラズマ療法・フリーパス

1か月フリーパス39,800円

1か月間、フリーパス(ただし、1日1回30分とさせていただきます)。ガンや難病、慢性の症状でお悩みの方に。週2回以上(1か月で8回以上)通院可能な方にお得なメニューです。プラズマウォーターは別料金(税込2,750円)になります。

--- ご案内 ---

診療科目

内科

心療内科(学童・思春期)

美容皮膚科

最寄駅

西鉄試験場前駅

JR久留米高校前駅

医院名
NAKAMIZO美と健康のクリニック
院長名
中溝 博隆
所在地
〒830-0061
福岡県久留米市津福今町165-1
電話
0942-46-0172